「津軽富士」と呼ばれ、古くから人々に親しまれてきた岩木山。その麓から8合目までを結びます。
昭和37年6月 | 一般自動車道事業免許取得 |
昭和38年4月 | 岩木山自動車道事業工事施工申請認可 |
昭和40年8月 | (株)弘南バス 自動車道事業部として発足 津軽岩木スカイライン開通 自動車道事業開始 |
昭和41年7月 | 津軽岩木スカイライン国鉄周遊指定認可 |
昭和41年9月 | 夏山リフト、ターミナルビル完成、営業開始 |
昭和43年5月 | 山麓ハウス新築完成、営業開始 |
平成5年11月 | シングルリフトからダブルリフトへ変更 |
平成11年4月 | 弘南バス(株)自動車道事業部から(株)岩木スカイラインへ商号変更 |
津軽岩木スカイラインは、青森県で初めての有料自動車道で、県道弘前〜鯵ヶ沢線の嶽温泉をすぎ、羽黒温泉郷付近から岩木山の8合目まで上る有料自動車道で、調査が開始されてから4年余りの歳月を費やし、昭和40年8月25日に開通したものです。
全長9.8キロ、その間69カーブあり、起点から1キロのところにゲート(料金所)があります。このゲートからいよいよカーブの連続、密生するブナの原生林を上るにつれて視界もだんだん広がり、日本海の波打ち寄せる海岸が白く見えてまいります。終点駐車場へ近づくに従ってその雄大さを増し、北は遠く北海道の松前半島、津軽半島の権現崎と十三湖、なだらかな弧を描く七里長浜、そして鯵ヶ沢から大戸瀬へと一目で見渡せます。眼下には、神秘の黒ン坊沼が見え、晴天の日ですと日本海に浮かぶ北海道江差追分で知られる大島、小島も一望におさめられ、その豪壮な眺めは全国有料道路中等一と称されております。
ターミナルでは主峰岩木山が目の前にそそり立ち白雲が足下をかすめ、高山特有の霊気につつまれます。駐車場から9合目の鳥の海(鳥海山)までリフトがあり、さらに山頂まで40分ほどで、ほどよいヒル・クライミングが楽しめます。
昭和59年3月の下旬スカイライン山麓ハウス付近を、雪上車でテスト走行中のことでした。
前方に頭が白く、胴体が黒い飛び跳ねる不思議な動物を発見。恐る恐る近付いてみると、なんとこれが市販の1リットル入りの牛乳パックに頭を突っ込んで抜けなくなったオスのタヌキ、前足で必死になってパックを取ろうと七転八倒する様子があまりにもコッケイで、一同涙が出るほど大笑い。
スカイラインでは、ちょうどマスコットを検討中であったので、このとき満場一意でタヌキに決定したという訳です。
< 愛称を「ポンタ」と命名>
タヌキの愛称公募を新聞で実施した結果、約500通の応募があり、その中で「ポンタ」の愛称同名が86通あったので、マスコットの愛称を「ポンタ」と命名した。